バイクに乗る時は装着が義務付けられ自分の命を守るのに欠かせないヘルメット。
その中でも特に安全性の高いフルフェイス。
一流メーカーの高いヘルメットが良いのはわかっているけどなかなか手が出ない…
できればそこそこの値段である程度しっかりした造りで安全性が確保されたものが欲しい。
探せばあります!安くて良いヘルメット!
ということで今回はスペインから来たLS2というメーカーのコスパ抜群フルフェイス
チャレンジャーF
というヘルメットをご紹介。
LS2ってどんなメーカー?
アライ・ショウエイ・カブト…この辺りは有名どころ。
特にアライとショウエイは値段だけあり品質もピカいち。予算があるなら迷ったらこの二大メーカーから自分の頭に合う方を選べば間違いない。
私もショウエイのヘルメットを愛用していました。ただ毎回5,6万を超えるヘルメットを買うというのもなんだか…ということでいろいろヘルメットを物色しているうちに見つけました!
2007年にスペインのバルセロナで始動したLS2。
世界トップレベルの出荷数を誇り、レースなどでも使用され高い安全性も評価されているブランドです。
なかなか用品店などでもたくさんは見かけないですがじわじわ日本でも広まってきているLS2です。
値段の割に、ヘルメットの品質はもちろん大量の付属品が標準で入っており、コスパがヤバいと気付き始めている人もちらほら…
あとやっぱりデザインがカッコイイ!さすがスペイン!
そのLS2のラインナップの中でもおすすめなのが今回購入した
Challenger F
というフルフェイスです。
チャレンジャーFの外観
これからチャレンジャーFを紹介していきます。
まずは外観から。
すごいイカツイ箱に入れられて到着。
すごい多機能なんだろうな…というのがわかる箱w
そして箱を開けると…
今度はバッグに包まれて出てきます。
そしてバッグを開けると…
なんと今度は袋に入ってる!三重包装…すごいな…wしかもどれもあまりちゃっちくなくてしっかりした入れ物です。
普段ヘルメットを収納するもよし、違う用途にも使えそうな袋とバッグ。マイバッグにも使える?w驚くほど丁重に扱われてる。
そして袋を開けるとようやく…
ヘルメット登場!
横から。
これはチタニウムというカラー。他にも何色かカラーリングがありますがこのチタニウムが一番おすすめ。見る角度、周りの明るさなどで見え方が変わります。細かいヘアライン仕上げなのでめっちゃカッコイイ!
後ろから。
とりあえずどこから見てもカッコイイ。室内なので黒に近いグレーに見えますが、外で見るともう少し明るく見えたりします。
付属品
ヘルメットバッグ、袋以外にも豊富な付属品が同梱されています。まずは
ピンロックシート
がなんと最初から入っています!別で買う必要なくこの値段で付いてくるのは素晴らしい!
そしてもう一つは
ヘルメットサポート
というクッションが入っています。
空気を入れるとこんな風にふくらみ、保管時やメンテナンス時にヘルメットが傷付いたりしないように守ってくれます。上の外観画像のヘルメットの下にあるのがこのヘルメットサポートです。こんなものまで付いてくるのは驚き。
さらにさらに…!チークパッドをメガネ対応にするための
グラッシーズシステム
なるアイテムも付属します!
チークパッドにこの小さなバンドを付けてその部分を細くしてメガネのフレームを通りやすくするためのものです。
これだけたくさんのアイテムが付いて3万円ほど!
驚きのコスパ!
機能
ここからはチャレンジャーFの機能性を紹介します。
シールド
チャレンジャーFにはかなり大型のシールドが付いています。それにより広い視野が確保されているので着用時の圧迫感も少なく、後方確認などもかなりしやすくなっています。
インナーバイザー
そしてシールドの内側にさらにこれまた大型のインナーバイザーが搭載。
今回ヘルメットを購入するにあたって必須条件だったインナーバイザー。メガネライダーにとってバイクに乗る時の直射日光対策どうするか、は結構な問題。
度入りサングラスにするか、オーバーグラスにするか。それとも高い調光レンズのメガネにするか…サングラスをかけて乗るならトンネルや日が沈んできた時どうするか…結構悩ませられる問題です…
それがインナーバイザーがあれば解決。普段のメガネで乗って、必要な時だけインナーバイザーを下ろせばいい。で、トンネルに入った時は上げる。完璧!
しかもこのチャレンジャーFのインナーバイザーはかなり大型で視野のほぼ全体を覆ってくれるので、境目がまぶしかったりすることもなく、メガネが当たったりすることもないので至極快適。
暑くてまぶしい時はシールドはフルオープンでインナーバイザーのみ使用することである程度風も入ってきて快適。
インナーバイザーの開閉はこのヘルメット左側面の下部にあるシルバーのレバーで。慣れれば走行中でもサッと操作できます。
正直このインナーバイザーだけでこのヘルメットを買う価値あり。特にメガネライダー。
ちなみにシールドもインナーバイザーも工具無しで取り外しできます。
ベンチレーション
かなりコスパの良いヘルメットですがベンチレーションもしっかり搭載されています。
まずは口元。ちょっとロボットっぽい。下のシルバーのノブで開閉できます。
上のLS2と書いてある逆三角形のノブはシールドのロックを解除するものです。シールドを下までカチッと閉めた場合はこのノブでロックを解除しないと開かない。慣れるまではちょっと面倒かも。グローブ付けながらだと少しやりにくいです。
これはおでこ部分のベンチレーション。真ん中のノブで開閉。
ただインナーバイザーがあるためインナーバイザーを下げていない時や、シールドを上げて走っている時はここからはあまり風は入ってきている感じはしません。
次に頭頂部のベンチレーション。シルバーのノブのスライドで開閉。
これもシールド上げているとそこまでかな…シールド閉めた状態で少しアゴを引いて前かがみにするとおぉ…風入ってきてるな…と感じるレベル。
ここがリアスポイラー兼後方排気なのかな?入ってきた風がここから抜けていく。
あとサイド部分にもダクトっぽいのが。
チャレンジャーFのベンチレーションはこの5か所。
これだけ付いてるので正直もっと風が抜けて涼しいかな、と思っていましたがそんなにビュービュー抜けていくのが実感できる、というほどではないですね。夏場は普通に結構暑いです。
以前に使っていたショウエイのホーネットADVの方がかなり涼しかったですね。
オフ系のヘルメットの方が涼しいのかな?
ただ同じくショウエイのクラシック系ジェットヘルメットのJ・OよりはチャレンジャーFの方がはるかに涼しいw
J・Oは見た目はいいけどベンチレーション無いので夏場はマジで暑いです…
ラチェットバックル
これも欲しかった機能。カチカチっとバックルを差し込むだけでロック。赤いタブを引っ張るだけでロック解除。グローブをしていても簡単操作。めちゃくちゃ快適です。調節も簡単。
一回これに慣れてしまうと昔ながらのあご紐には戻れない…万が一の安全性はあっちの方が高いんでしょうが…でも最近はこのバックルタイプが増えてきてるからきっと大丈夫w
ちなみにちゃんと日本向けの正規品を買うと↑の写真では見づらいですが、あご紐の付け根にD環が付いています。ただ場所が場所だけにヘルメットロックなどにはかなり付けにくいかな…と思います。
内装
LS2のヘルメットは結構ボリュームのある内装、インナーが付けられています。
ショウエイのインナーはサラサラフワフワって感じでとても気持ちよくて好きでしたが、LS2のインナーはモチモチ。これはこれで包み込まれるような感触でしっかりホールドされるので好感触。ただ夏場はちと暑い…w
ただ頭頂部にはメッシュも使われていて溝もたくさんあるので全体を面で包んでくる訳ではないのでそれなりに快適ではあります。
基本は頬のチークパッドでむぎゅっとホールドする感じ。自分は別に不快ではないですが、人によっては窮屈、苦しいと感じるかもしれないので心配な方は一度試着してみることをおすすめします。このホールド感のおかげでヘルメットの重さはあまり感じないので一長一短かと。
ただヘルメットを被る時はあご紐を持ってギュッと外側に内装を押し広げた状態で、一気にぐりぐりっと頭をねじ込む感じじゃないと被れないのでちょっと大変w
まあでも慣れます。
ちなみにこれがメガネのフレームを入れやすくするグラッシーズシステムを付けているところです。まあ見ての通り多少変わるかな?レベルですw
メガネのフレームの種類によっても違うと思いますが通しやすくはないです…
ただ一旦メガネを入れてかけてしまえば、圧迫されたりズレたりもないのでまあこんなもんか、と我慢しています。
もちろん内装はフル脱着可能。あご紐のカバーもちゃんと取れます。今時そうじゃないヘルメットは買わない…
暑い時期は多少マシになるかな~とチンカーテンは外して使っています。
本当は優しく手洗いがいいんでしょうが面倒くさいので、私はネットに入れて洗濯機にポーンですwそんなに気を遣いません。
というのも、LS2のめっちゃいいな、と思ったところの1つがパーツ、補修部品が安い!ということ。
↑は定価でカラーなどでも多少変わります。
めちゃくちゃ安くないです?ショウエイとか軽く倍くらいするよね…
この値段だったらシールドとか傷増えてきたら気軽に交換できるレベル。ほんとありがたい。インナーバイザーとかあんなに機能性高いのに2000円!!ヤバ…w
↑Amazonとか楽天でもちょい安めで売ってます。マジありがたい。
これまでショウエイのヘルメット使ってきましたが、ちょっと内装へたってきたなーとかシールド傷増えたなーと思って交換しようとしても結構高くて…内装、シールド交換する金額にちょっとプラスしたら安めのヘルメット買えるやん…と思っていたので、LS2のパーツの価格を見てびっくり!
ヘルメットのランニングコストって地味に大きなポイントじゃないですか?
ここがとても好印象なのもあって今回LS2のヘルメットを買ってみようということに。ランニングコストのコスパもすごい。
インカム
浅めではありますがスピーカーを取り付けるためのくぼみとコードを通す溝はあるので、工夫次第でインカムも取り付け可能かと思います。
ただサイドにはインナーバイザーのレバーがあるのでインカム本体の取り付け場所は限られるのかなと思います。
私はインカムは特に必要ではないので付けていませんが、スピーカーは付けました。
この安いイヤークリップタイプのヘッドホンのクリップをニッパーとかでちょん切って100均で買った面ファスナーでスピーカーホールに取り付け。
そして変換プラグでL字に。
そしてこの4センチ四方の超小型Bluetoothレシーバーをヘルメットの口元に面ファスナーで固定。ヘッドホンのL字プラグを挿してBluetooth化。
あとはスマホとペアリングさせれば音楽やナビの案内音声を聞けます。
コードは適当にインナーの裏側に通しておけば大丈夫。
インカムは必要ないけど音楽とか聴きたい場合は最安でできるヘルメットスピーカーかと。トータル3000円くらい。
このレシーバーには一応マイクも付いているので同じ感じのをよく走る人のヘルメットにも付けてしまえば、LINE通話繋ぎっぱなしにすれば会話もできるんじゃないかな~と思います。やったことはないのでわかんないですけど…ずっとスマホホルダーとかでスマホの画面付けっぱなしにはなってしまいますが。あとギガ消費も。
付けた感じ、耳に多少当たって違和感はありますがそんなに不快ではないので今のところ大丈夫。付けるヘッドホンは薄型であればあるほどいいと思います。
インカムではありませんが参考までに。
サイズ感
こればっかりはほんと試着してみないとなんとも…ではありますが…
私はショウエイのヘルメットのLサイズがぴったり。で、LS2も同じLサイズにしました。
ちょうどいい感じです。これより小さいと多分チークパッドの圧迫がキツイでしょうし、逆に大きくても頭頂部の辺りがスカスカになるかなと。
なのでだいたい大手と同じサイズでいけるのでは、と思いますが個人差も当然あるので一度試着してみるか、サイズが合わなければ交換できるショップとかで買うのをおすすめします。
使用感
すでに買ってからは1年ほど。特にこれといった不満はないですね。夏場はちょっと暑いですが、これだけの猛暑になってくるとどれを被っても大差ないw
ただオフヘルの方が涼しいのかな、とは思ったので、そのうちサブのヘルメットに同じLS2のエクスプローラーFを買ってみるのもアリだな、と考えています。
こんなやつ。カッコいいし、せっかくアドベンチャーバイクに乗り換えたので1個はオフヘル欲しい。
なんにせよ、値段を考えると本当に文句無し!
完璧!
カブトよりもさらに安く、しかもデザインはこっちのほうが…(個人の感想ですw)
LS2、おすすめです!ほかにもいくつかラインナップがあるのでぜひ公式ページを覗いてみてください!カラーはチタニウムがおすすめ!
ではでは。
読んでくださり、ありがとうございました。