
ギャリギャリッッ!
…
あ…擦っちゃった…バイクに乗りたての時、調子に乗って倒し過ぎた時、立ちごけや転倒…大事なバイクに傷が…
そういう経験、1度や2度ないですか?
ただでさえショックなのに修理を頼むと結構な高額…
メンタルとお財布へのダブルパンチ…
程度や場所によりますがちょっとした傷なら自分で補修できるかも!
今回バイクのマフラーのヒートガードに付いたガリ傷を自分で補修・塗装してみたので
を紹介します!
あと失敗談も!w
かなり長い記事になったので目次から都度飛んでくださいw
少し前にエンジンがかからなくなった
トラブルもありました…

気が付いたら大きな傷が…
こんにちは!カモたび!のカモシカさんです。
今回のガリ傷補修・塗装ですが、傷が付いた理由は、上に挙げたどれでもありません…
バイクを洗車している時にふとマフラーを見ると…

なんか傷入ってる…
は…?
そうなんです。
どこにも当てたり擦ったり倒したりしていないのに、知らないうちに何者かに
当て逃げ
されていたのです…
いつ?
どこで?
誰に?
何一つ不明です。
新車で購入後半年…



乗っているバイクはこちら↑
綺麗に乗っていたのにいとも簡単に何者かによってキズ物に…なんとも言えない腹立たしさ…
これならまだ自分で立ちごけでもして、あ~あ、こけちゃって傷付いちゃった~ってな方がマシです…

写真では伝わりにくいですが結構目立つんですよね…しかも金属部分なので放っておくとサビてしまいます…
不幸中の幸いか、取り外し可能なヒートガード部分のみの傷だったので、怒っていても仕方ないしこの機会に自分で補修・塗装をしてみることにしました。
最悪どうにもならないほど失敗したらパーツ注文すればいいや…とw
文句たらたらになってしまいましたが実際に作業していきましょう!
ちなみにプロでもなんでもなく素人がやってみたってレベルのものなのであくまで参考程度に…
1度目の挑戦!(失敗)
まずは補修作業!
塗装する前に傷を埋めて平らにする補修作業を。
ちなみに1回目は大して調べずに勢いでやったのでガッツリ失敗してやらかしてますwww
ヒートガードを取り外す
今回は外せる部分のみの傷なのでヒートガードを取り外します。

ちとばっちいですが…w
V7のこの部分のヒートガードは3本のボルトで留まっています。
ちなみにそのうちの1本が異次元の固さだったのでバイク屋さんに外してもらいました…
(ピアッジオ系列のバイクはかなりボルトが固く締まっているそうです)
そのボルトはダメになりました…w

外したヒートガードの傷がこちら…痛々しい…
何か硬いもので思い切り擦って行ってますね…はあ…
傷部分を研磨して慣らす
傷の段差を無くし平らにするために耐水ペーパーで濡らしながら研磨していきます。
これは粗目の300番辺りでこすります。
私は適当に400番でやっちゃいましたがw

こんな感じで傷の周囲ごと研磨。
ただこれもあまり良くない例です…w
いきなり耐熱塗料をスプレー!(失敗!)
イライラしてたのでw耐熱塗料買ってきて塗ればいいんでしょ!?と

このマットブラックの耐熱塗料を買ってきていきなりシューーと。
何度か塗り重ね…

ん…?
思ってた色と違うし…艶無さすぎない…?

元はこんな感じ。
あ…やったなこれ…www
一応付けてみる。

酷い…www
綺麗に塗れてもないし色合いも違い過ぎるし、膨張した感じに見えて目立つ…
はい!
見事にやらかしました!www
学べたことは
塗装は焦ってやったら絶対ダメ!
ということですw
一応言っておきますが決してこの塗料が悪い訳ではありません!私の施工方法が悪かっただけですw
もう一つ想定外の失敗だったのは
耐熱塗料が乾かない
そうなんです…
耐熱塗料が乾かないんです…
例えばこの私が使ったLAVENの耐熱塗料の裏面の商品説明には
と書いてあります。
店頭やAmazonで見ても大抵の耐熱塗料スプレーがこの加熱乾燥が必要と書いてあります。
例えば
このオキツモの耐熱塗料は
SOFT99は
ヤマルーブは
デイトナのエキパイ用も
こうやって見ると、ほとんどの耐熱塗料スプレーが
ということがわかります。
サッと調べた感じでは
このホルツのハイヒートペイントが耐熱温度600℃でありながら
と書いてあります。ほんとかなあ…w
なので、例外はありますが耐熱塗料はかなり高温の熱を加えないと完全には乾燥、硬化しません。
で、何が言いたいかというと…

ヒートガード程度の温度では乾燥しないのです…
塗装する前はまあ、エンジンかけたら熱くなるし乾くでしょ~と思っていました。
ですが
全然乾きません!!w
1時間走って温めても1日経っても手で触ったら手に塗料が付き完全には乾かないのです…
ネットで調べたりツイッターで聞いたら
ということは耐熱塗料を塗って加熱乾燥できるのは
ということになります…
それ以外のサイレンサーやヒートガードなどに耐熱塗料を使いたい場合は、別の方法で高温の状態を維持して完全硬化させる必要があるのです…
その方法として
・コンロで炙る
・バーナーで熱する
などが調べると出てきました…w
中にはBBQついでに七輪で焼くなんて猛者も…w
パーツのサイズや素材にもよりますがあまりどれも現実的ではなく…綺麗に焼けて乾燥できる保証もない…ので、困っていると…
そもそも耐熱塗料である必要があるのか?という疑問が…
なんか勝手に熱いところだから耐熱塗料、と思い込んでいましたがサイレンサー部分やヒートガードが耐熱塗料が乾かない、ということは150℃には到底届いてないということ。
であればそもそもそこまでの耐熱性は必要ないのでは…
で、調べてみるとウレタン塗料の耐熱温度はものによっても差はあるでしょうが約120℃~150℃程度らしい。
じゃあ
これでもいけるんじゃね?ということでデイトナ マットカラースプレーを買ってみました。
これでもう一度1から塗装し直してみることに。
2度目の挑戦!
耐熱塗料を落とす

この酷い結果になった塗料をまず落とします。何度も言いますが塗料が悪い訳ではありませんw
綺麗に落ちるか心配でしたが、完全硬化していないのでパーツクリーナーをぶっかけていらないタオルですると簡単に落ちました。
で、もう一度下処理からしっかりとやっていきます。
下地処理
足付け・研磨
まず塗料がしっかり食いつくように表面に軽く傷をつける必要があります。
それが足付け。耐水サンドペーパーを使って濡らしながらまんべんなく研磨します。
この足付けは粗い番手、300番辺りの粗目で削ります。
傷の凸凹を平らにする目的もあります。傷が広範囲だったりボコボコだったりする場合は先にその部分を150番などで平らにしてから300番で足付けをするといいようです。

1度目は傷の周りを適当にちゃちゃっと研磨しただけでしたが(部分塗装で色合いに差が出ないならそれでいいと思います。今回はパーツごと全塗装なので)

このように全体をまんべんなく研磨して傷を付けます。結構勇気がいりますが…w
研磨できたらパーツクリーナーやシリコンオフなどを使ってパーツをしっかり脱脂します。
これ結構大事です。
私はパーツクリーナーを使いました。
傷のパテ埋め
今回の傷は足付け後も爪が引っかかるほどの段差が残っているレベルの傷なのでパテ埋めが必要です。
1度目は面倒だったのでスルーした手順ですw
そこまで深い傷ではなく範囲も小さなものなので

このうすづけパテというものを使いました。
深さ1㎜以上の深い傷の場合は
厚付けパテを使うそうです。そしてその上から今回のうすづけパテを重ねると綺麗に仕上がるとか。
今回はうすづけで。

傷の部分とその周りに付属のへらで塗っていきます。
うすづけパテは乾くのが早いので、サッと塗ります。ちょっとくらい塗り過ぎてもすぐ落とせるので大丈夫です。
この状態で濡らしても大丈夫なほどしっかり乾くまで1時間ほど放置します。
乾いたら足付けで使ったのと同じ番手のサンドペーパー(300番辺り)で水を付けながら磨きます。

そうすると、少しわかりにくいですが傷の凹みにだけパテが残り凹凸が消えて平らになります。
ここでまた中性洗剤を使って洗い脱脂してから水気をよく切り、しっかり乾燥させたら次の工程に進みます。
プラサフを吹く
塗装の下地処理に使うもので下地と上に塗る塗料の密着性を上げるために使うプライマーというもの
ミッチャクロンが有名ですね。
それと塗装面の細かい傷を埋めて平らにして上塗り塗料の発色を良くするためのサフェーサーというもの
↑こういうの?があります。
でもよくわからないしあれもこれも買うのは面倒…
そこで!大丈夫!便利なものがあります!w
このプライマーとサフェーサーを混ぜた、プラサフという万能アイテムです!
こちら!
迷ったらプラサフ塗れば大丈夫です。きっと…w
ちなみにヒートガードくらいのそんなに大きくないパーツだとこのチビ缶で十分足りました。
細かい、小さな小さな傷であればこのプラサフが埋めてくれるようなので先ほどのパテ埋めは必要ありません。便利だ~w
ではこのプラサフを吹いていきます。
と、その前に!
塗装台を作成!
塗装台と言ってもそんな大層なものじゃありません。

こんな感じ。
空き缶やブロック余ってる角材などなんでもいいので、ふちや下から吹き付けができるように、塗装したいパーツに高さを出したいので家にあるもので簡易的な塗装台を用意します。
下は新聞紙、周りはダンボールで囲って他の場所に塗料が付かないように養生します。
集合住宅などに住んでいる人はこれもかなり大事ですね。汚したりしてしまわないようにキチンと養生しましょう。

何も知らない1回目とは大違いwww
こういう直置きで塗ると端っこやふちが綺麗に塗れません。
で、簡易塗装台に

塗りたいパーツを固定します。養生テープを丸めてくっつけました。
では気合入れてプラサフを塗っていきます!
プラサフ吹き(続き)
スプレー缶をよーく振りながら(塗ってる途中も都度振りながら)
対象から20㎝ほど離し対象と並行にスムーズに吹き付けていきます。
1度で厚塗りせずに、薄く塗るのを何回か繰り返していきます。この感覚が素人には難しい…
最初はそれこそ、いらない空き缶とかで練習してみるのがいいと思います。じゃないと1度目の失敗例みたいになっちゃうかも…w

プラサフ1回目。
下地が見える程度で大丈夫。

なかなか説明しにくいですが多分こんな感じw
台ごと回しながら全体を塗っていき、これを3回ほど繰り返します。
重ね塗りの場合、完全に乾いてから次を塗ってしまうと、ひび割れの原因になったりするらしいので、塗料が乾ききらないけど手にもつかないミディアムレアくらいのタイミングで塗り重ねていくのがイイそうです…
素人にそんな見分けできるか!!w
だからだいたいスプレーの説明には10~15分ほど待って重ね塗りしてくださいって書いてあるんでしょうね。それが一つの目安になるんでしょう。
感覚としては塗料の艶が引いてちょっとしてから重ねるといい感じがしました。

3回ほどプラサフを重ね塗りしたのがこちら。
きれいに真っ白。この時点で1度目の失敗よりはるかに綺麗に塗れてますw
ここまでできれば、1時間ほどプラサフが完全に乾くまで待ちます。
最後の足付け
で、乾いたら最後に本塗りする前の足付けを軽くやります。
これはやらなくてもいけるかも…
なんとなくやってみたかったので研磨してみましたw
この上から塗料を直接塗るのでこの最後の足付けはかなり細かい目の耐水ペーパーで。800番以上がいいと思います。濡らしながら表面を優しくなでる程度で十分です。
ガッツリこすってしまうとせっかく吹いたプラサフが剥がれてしまいます。

それができたらしっかり完全に乾燥させて、ようやく下地処理の完了です。
塗装はこの下地処理をどれだけ丁寧に、しっかりするかで仕上がりがほぼ決まるらしいです。
なので結構な工程で大変ですがちゃんとやりたいですね。そうしないと…

こうなります…w
ではいよいよ本塗り、仕上げです!
本塗り仕上げ!

今回準備した塗料は
デイトナのマットカラースプレーです。
詳しくはわかりませんがこのスプレーは2液性というタイプなので、これを塗れば仕上げの艶消しクリアーを吹かなくていいみたいです。
本来、マットカラーでもそうでないカラーでも塗料を塗った後、さらにその上からクリアーを塗る必要があるので(マットの場合は艶消しのクリアー)この製品だとその工程をカットできるということです。
他のカラーもいろいろあります。
ただ、2液性なので1度使って中で塗料を混ぜてしまうと1日ほどで缶の中で固まってしまうので1度で使い切るか、残った分は捨てるかしかないです。
ちょっと高いのでもったいないですがしょうがないですね。
では塗っていきます!

要領はさっきのプラサフの時と同じです。
1度で厚塗りせずに缶を振りながら重ね塗りします。

1回目。下地が見える程度。

4回ほど重ね塗りしたあと。
かなりきれいにムラなく塗れました。
ちなみにマットカラースプレーと言っていますが、完全なマットではないです。半艶?みたいな感じです。

室内で見るとこんな感じ。傷があった部分も全くわかりません。
素人作業にしてはかなり綺麗にできたと思うので満足ですw
スプレー塗料、お手軽で助かります。
あとはこの状態で完全乾燥するまでの76時間放置します。
初期乾燥は30分だったと思います。3日ほど放置!
これにてようやくヒートガードの傷補修・塗装完了!!
組み付け!
完全乾燥後ヒートガードを取り付けます。

おお!!
もちろん色味が完全に一致することはありませんが、1度目とは雲泥の差!!

1度目これですからねw
これは成功でしょう!
近づいて見ても

そんなに粗が目立つ感じでもなく。傷も跡形も無く。
ちょっと暗い所で見ると…?

ほら、ほとんどわかんなくない!?w
うん、上出来でしょう!!これにて完了!!
耐熱塗料は用途が限られる?
今回ヒートガードを耐熱塗料ではないウレタン塗料を使って塗装しましたが、その後塗装が熱で溶けたりなどは全くしていません。
普通に洗車もできますし結構な強度もありそうです。
なので今回使った
この塗料の耐熱温度内に収まっているのでしょう。
ということはもちろんバイクやパーツの種類、材質などによっても違うでしょうが
ということでは。むしろ焼き付けが大変なので。
アクリル塗料やラッカーでも大丈夫なのかはわかりませんが、耐熱塗料が必要な箇所はかなり限定的だということがわかりました。
なので熱い所は全部耐熱塗料、というのはちょっと違うのでしょう。いい勉強になりました。
別の方法でしっかり加熱乾燥ができる環境であるなら耐熱塗料を使うほうがいいのかもしれませんが。
追記:この塗装から半年以上経過していますが、特に塗料が剥がれたりもしていません。洗車もガンガンしても大丈夫なので、耐久性もありそうです。
パーツの傷補修・塗装にトライしてみて
勢いでやってしまった1度目は見事に失敗してしまいましたが、しっかりと調べて必要なものを揃えて挑戦するとそこまで難しくないと感じました。
むしろ貴重な経験ができてちょっと楽しかったです。
時間はかかりますが。
プラサフから本塗りは一気にやりたいので、その前日までに最初の傷埋めや足付けをやって乾かしておくとスムーズにできると思います。
もちろんプロの方に頼むのとは仕上がりが雲泥の差でしょうが、ごく一部のパーツなのでこれで十分です。自分で傷付けた訳じゃないし…
マフラー本体がガリっといったりしてたら店任せにしますね…
やっぱりプロは凄いんだということの再確認にもなりました。
でもちょっとしたパーツとかであればまたやってみたいと思いました。
もし塗装に興味があってちょっとした傷の補修や塗装であれば、お手軽にできるので、挑戦してみてください。
参考サイト
今回、この補修・塗装をするにあたって、とても参考になったのが
こちらのサイトさんです。
プロの方がとってもわかりやすく塗装手順、コツなどを説明してくださっているので基本ココを見ながら作業を進めて、綺麗にできました。ほんと感謝です。
掛かった費用
最後に掛かった費用を。1度目の失敗の分を除くとw
今回使用したものは
・耐水ペーパー
・うすづけパテ
・プラサフ(チビ缶)
・マットカラースプレー
このうち耐水ペーパーは家にある分を使いました。
ホームセンターで1枚数十円で売っているのでそんなにかかるものでも無いです。
150
300
800番
の3枚を買ったとして300円いかないくらい。
それに残りのものを足すと大体4000円ちょっと。
面積の少ない部分の塗装であればこれくらいの金額でできます。
まあ…多分あと少し足せばプロにやってもらえるのでこの金額をどう見るか…ですね。私はいい経験になったのでやって良かったです。
ではでは。
かなり長くなってしまいましたが読んでくださりありがとうございました。
MOTO GUZZI V7Ⅲ Rough
のインプレはこちら。



最近電子書籍の便利さにハマって、Amazonのkindleアンリミテッドに登録してみました。登録したら追加料金不要で読める本、雑誌、マンガの数が多くてびっくり。
月額980円だから、月に1冊でも何か雑誌でも読めば元が取れるのでめっちゃおすすめ!マンガいっぱい買っても家の置き場に困らないのは最高!最初の30日間は無料だよ!
\始めるなら2,3か月無料キャンペーンやってる時がおすすめ!/
でも忙しくてあんまり本を読む時間が無いから月額料金無駄になりそう…って場合はスキマ時間に本の朗読を聴くのもありかも!それならAmazonのオーディブルがいいかも!
\こっちもお試し無料!/