私は普段
MOTO GUZZI
というメーカーの
V7Ⅲ
という750㏄の大型バイク
に乗っているのですが
1年点検の時に
オイル漏れが見つかり
その修理のために
預けることに。
その間代車として
ホンダ PCX150
を貸していただき
せっかくなので
軽く乗り回してきたのでw
数日間乗ってみての
インプレをしてみたい
と思います。
150㏄のスクーター
結構いいじゃん!
普段使いの足になら
これくらいがベストかも!
と考えさせられました。
ところどころわかる範囲で
新型PCX160や
ADV150
と違う部分にも触れています。
PCX150(KF30)
今回お借りできたのは
3代目 PCX150(KF30)
です。
2018年にフルモデルチェンジ
されたようで年式はおそらく
2019か20年式かなと。
ABS無しのモデルだと
思います。
カラーはたぶん
ポセイドンブラックメタリック
ってやつで
走行距離は3400㎞
ほどでした。
150㏄なので
高速道路も走れますし
基本気にせず車と同じ
所を走れる便利な
バイクです。
スペック
簡単にPCX150
のスペックを。
全長/全幅/全高(㎜) | 1,925/745/1,105 |
ホイールベース(㎜) | 1,315 |
最低地上高(㎜) | 137 |
シート高(㎜) | 764 |
車両重量(kg) | 131 |
最小回転半径(m) | 1.9 |
排気量(㏄) | 149 |
最高出力(ps/rpm) | 15/8,500 |
最大トルク(kgf・m/rpm) | 1.4/6,500 |
燃料消費率(km/L) WMTCモード値 | 46.0 |
タンク容量(L) | 8.0 |
タイヤサイズ 前 後 | 100/80-14M/C 48P 120/70-14M/C 55P |
こんなところですかね。
マニュアルなどは手元に
無いのであまり細かい
ところまではわかりませんが
悪しからず…
では細かく見ていきます。
ハンドル周り
あんまり安っぽい感じは
しなかったですね。
左側は上から
・ハイビーム/ロービーム
・ホーン
・ウインカー
となっています。
普段乗ってるバイクと
ウインカーとホーンの
位置が逆なので最初
ホーンいっぱい
押しちゃいましたwww
慣れなんでしょうが。
右側は上から
・アイドリングストップ
(オン/オフ)
・ハザード
・スタートスイッチ
となっています。
アイドリングストップは
下側の
IDLING
STOP
と書いてあるほうに
パチッとすると
機能がオンになります。
新型PCX160は
こんな感じで表示が
わかりやすくなっていますね。
後で触れますが
このアイドリングストップ
結構秀逸で驚きました。
詳しくは後ほど。
メーター
メーターはこんな感じです。
・スピード
・時計
・燃料計
・平均燃費
・総走行距離/トリップ
が表示され
特に見にくいとかも
なく普通の液晶です。
左下の
SEL
を押すと
一番下がトリップ表示
になります。
トリップメーターは
1つだけです。
トリップメーター1つだけ
タコメーター無し
温度計なども無し
というのは最近のモデル
にしてはちょっと寂しい
と感じました。
このメーターの外周内側が
タコメーターとかだったら
カッコいいのにな~
と思いましたけどね。
それかトリップメーター
2つにするか温度計をプラス
などもう一押しあっても
いいかな、とは感じました。
まあこのままでも
困る訳ではなく
必要十分ではあると
思いますが。
PCX160はこんな感じで
少し変わってますね。
より見やすくなって
いそうです。
ADV150はまた全然
違ったテイストですね。
個人的にはこっちが
好みですね。
そういえば私…
セロー250
V7Ⅲ
とタコメーター付いてる
バイクに乗ったこと
無いんですよね…w
スマートキー
今はもうバイクもキーレス
の時代なんですね…
すごいです…
最初一通り説明して
いただきましたが
いや…むずっ…!
って思いましたwww
これがキー本体。
これが近くにある状態で
メインスイッチを軽く押すと
このように
周りが青く光る
のでこれがスイッチを
操作できる状態です。
この青いランプが消えると
操作できません。
左の
SEAT
FUEL
にスイッチを回して
右側のスイッチを
押せばそれぞれ
シート下のスペースと
ガソリンタンクキャップ
にアクセスできます。
給油口は足元に。
スイッチを押すと
こんな感じに自動で
パカっと開きます。
シート下を開けなくても
給油できるのは便利ですね。
あとは
一番左に回すと
エンジン始動可能に
押し込みながら
一番右に回すと
ハンドルロック
ができますね。
で、このキーの下の
丸いボタンを長押し
すると上の小さなランプ
が緑から赤、赤から緑
に変わるんですけど
緑はメインスイッチ操作可
赤は操作不可
になるので防犯対策の
ためにもバイクから
離れるときはこのボタンを
長押しして赤く点滅した
のを確認してから離れる
のがいいそうです。
キーの上の四角い
スイッチは
アンサーバック
機能です。
押すとチカチカ
ウインカーが点滅して
ここにいるよ~と
教えてくれるので
愛着がわくかもですねw
車みたいに音は鳴りません。
あまりにもPCX売れすぎて
どれが自分のかがわからなく
なるのを防ぐための機能
らしいですwww
すごいですね。
バイクもここまできたか~
と思いましたがふと…
これ車みたいに物理キー
付いてなくね…?
電池切れたらどうすんだろ…
という疑問が。
スイッチだけで
物理キー無し…。
気になって調べてみたら…
やっぱりかなりややこしい
みたいですね…
定期的に電池交換は
しておいた方が良さそうです。
ハンドル横収納ポケット
この左側に
プッシュオープンの
収納ポケットがあります。
こんな風にパカっと
開きます。
そしてこの中には
シガーソケットがあります。
便利ですね。
今時なら
USBでもいいのにな~
とはちょっと思いましたが。
と思ったら
新型PCX160
はこれが
このように
USB Type-C
になってるみたいですね。
さすがです!
前方の収納ポケットは
この1か所のみで
小さく見えますが
500mlペットボトルも
しっかり入りました。
デザインを崩さずに
使い勝手もよく考えられた
収納スペースですね。
メットイン
スクーターの大きなメリット
メットイン
ですよね。
PCX150のメットインは
このように大容量。
かなりたくさん荷物が
入りそうです。
ショウエイの
ジェットヘルメット
J・O
もしっかり入りました。
サイズや形状によっては
収納できないヘルメット
もあるみたいなので
このあたりは確認が
必要ですね。
中に入らないヘルメットでも
こうやってヘルメットを
掛けられるフックは
付いているので
とりあえずは大丈夫です。
あと驚いたのが
このメットイン
深さはそんなにない
ですが奥行きがあるので
このようにパックロッド
のロッドケースがそのまま
入りました。
これはアブガルシアの
クロスフィールドです。
これは釣りに行く時
便利ですよ!
メットインに
パックロッド
リール
その他道具
全部放り込んで
あとは小さいバッグ
でも背負っていけば
めちゃくちゃ手軽に
釣りに行けちゃいます!
メットインにロッドを
入れておけるので
ちょっとコンビニに寄ったり
する時も盗難を心配する
必要もありません。
このタイプのメットイン
があるスクーターと
パックロッドの相性
ヤバイですね…
これだけでもちょっと
このバイク欲しく
なっちゃいますwww
ちなみに
メットインの縦の長さは
約66㎝くらい
横の一番広いところは
約30㎝幅くらい
でした。
参考までに。
ライト
ヘッドライトのロービーム
これがハイビーム。
LEDなのでくっきり
明るく照らしてくれます。
ただもうちょっと光量
あってもいいかな
とは感じました。
特にハイビームがあまり
ローと変わらない感じが
したのでハイビームを
もう少し強くしても
いいのになと思いました。
が、別に暗いわけではありません。
点灯状態のリアを
撮るの忘れましたが
全部LEDです。
ウインカーは埋め込み
なので飛び出てる部分は
ありません。
この辺は好みですね。
かなりすっきり
シュッとしているので
いいと思います。
スタンド
主に使う
サイドスタンドは
出し入れがとても軽くて
使いやすかったです。
メンテナンスの時などに使う
センタースタンド。
これも車体の大きさの割に
とても軽く掛けることが
できて驚きました。
そんなに力を入れなくても
車体を直立させてさえいれば
簡単に掛けられます。
細かい点ですがこういう
配慮はとてもありがたいですね。
タンデムステップ
普段はこのように
格納されています。
これを広げると
このように出てきます。
結構しっかり幅もあるので
二人乗りもしやすいと
思います。
使わない時も
スタイリッシュに
収納できるのがいいですね。
走行性能
ここからは
PCX150の
走行性能について
感じたことを。
加速感
150ccとはいえ
125ccのスクーターより
はるかに速い
ということはないと
思います。
フルスロットルでも
そんなに体がグッと
持って行かれるほどの
加速はしないですが
特にもっさりしてる
感じもないので
街中を走るときに困る
ことはまずないと思います。
85キロくらいまでは
スルスルっとスムーズに
加速していくので
高速の合流車線でも
しっかり速度を上げる
ことができます。
ちょうどいい感じの加速感
でとても乗りやすかったです。
高速走行・最高速
せっかく高速道路も
走れる排気量なので
高速も少し走ってみました。
90キロ以降は加速が
緩やかになります。
最高速はおそらく
110キロ前後。
なので
80~90キロ程度での
巡航は全く問題ありませんが
100キロ巡航は
結構厳しい…
という感じでした。
100キロも出せばかなり
エンジンが頑張ってる感じが
あるのでこれで長時間
走るのはちょっと…
と思います。
正直150㏄ってもう少し
最高速出ると思っていたので
少し意外でした。
なので積極的に高速道路
を使いたいのであれば
もう少し排気量のある
バイクの方がいいと思います。
基本下道で時々
1,2区間だけ高速乗る
みたいな使い方なら
全然問題ない感じです。
以前18馬力のセロー250
に乗っていましたが
まだセローの方が高速
走れるかな?
という感じでした。
やっぱり
高速道路を走れる
最低排気量のバイク
という印象です。
ブレーキ
PCX150のブレーキは
前 ディスクブレーキ
後 機械式リーディング
・トレーリング
とかいう仕様です。
ADV150は
前後 ディスクブレーキ
みたいです。
で、多分コンビブレーキ
なので前後連動して
ブレーキが掛かります。
なので最初右と左これ
どっちがフロントブレーキ
なの?という感じで
違和感がありましたが
あ、コンビブレーキ
だからか、ということで
納得しました。
制動力は軽く握っただけ
ならかなり弱めと感じました。
そこからグッと握ると
しっかりブレーキが
効き始める、という
感触でした。
最初からもう少し強めに
効いてもいいかな、とは
感じましたが別に困る
レベルではありません。
快適性・安定性
以前に同じく代車で
アドレスの125に
乗ったこともありますが
それと比べると
乗り心地・安定性
が段違いでしたwww
かなり乗り心地良かったです。
まず
アイドリングがびっくり
するくらい静か
でした。
振動もかなり少なく
シートの座り心地も
それなりにいいので
とても快適!
です。
サスペンションも
中・高速域で大きめの
ギャップや段差が来ると
吸収しきれずにかなりの
衝撃がきてしまいますが
細かいものはうまく
吸収してくれるので
全然不愉快には
感じませんでした。
ADV150はサスペンションの
ストローク量が増えて
リザーバータンク付きに
なっているのでさらに
乗り心地がいいのかも
しれないですね。
ステップも縦長で足を
乗せやすく全体的に
振動も少なく安定性も
十分です。
車体も軽量なのに
ガッチリした感じが
して安心して乗れる
感じがしました。
ステップの先の方に
軽く足を突っ張る感じで
踏ん張って膝でシートの
先を挟む感じで乗れば
高速域でもかなり安定
して乗ることができました。
足付きはやっぱり
スクーターは悪いな
と感じましたが座り方や
足を降ろす位置によっても
足付き具合も変わりますし
車体も軽いので特に
問題ないと思います。
スクリーンはそこまで
風防効果は感じなかったので
どうせ付いてるなら
もう少し高さがあっても
いいのになと思いました。
アイドリングストップ
先ほども少し触れましたが
この搭載されている
アイドリングストップ
が全く違和感なく秀逸
なのでとても驚きました。
別にアイドリングストップ
という機能自体は今更
驚くようなことは
ないですが
普段乗っている車に搭載
されているアイドリングストップ
と全然違ったのが驚きでした。
ちなみに乗っている車は
ワゴンRです。
まず
完全停止から3秒後くらいで
アイドリングストップする
というのがとても
良かったです。
車のものは停止しそうな
速度になると停止前に
ストン…とストップして
うっとうしいことがある
ので基本オフにしていますが
PCX150のものは
停まってから数テンポ
遅れてストトン…
と止まるので違和感が
ありません。
ブレーキをかけていなくても
アイドリングストップします。
なので停車後、ブレーキを
離してもエンジンは再始動
しません。
アクセルをひねるとすぐに
再始動します。
これも全くラグも違和感も
なく再始動し、即加速する
ことにとても驚きました。
車ではこうはいきません。
右折待ちなどで
あ、次行ける
という時にエンジンストップ
してほしくなければ
アクセルを微開しておけば
ストップしないのである程度
こちらでコントロールできます。
ストップしたとしても
ほんとにすぐ加速に
移るので特に問題は
ないです。
全く邪魔をしない快適な
アイドリングストップ
にほんとに驚きました。
バッテリーへの影響は
多少気にはなりますが
常時オンでも全く
うっとうしくないレベルです。
これは感心しました。
重量とかいろんな違いが
あるのでしょうが
車のものもこのレベルだったら
いいのにな、と思いました。
燃費
正確には燃費を計算して
計っていませんが
メーターで表示されている
平均燃費は
45.1㎞/L
です。
カタログのWMTCモード値
とほぼ同じですね。
低燃費なので
お財布にも優しいですね。
まあこのクラスのスクーター
は基本どれも燃費はいいので
そこまで気にするものでも
ないと思いますが。
150㏄スクーターアリだな!
数日間・数百キロ乗ってみて
特に不満点の出ない
とても快適な乗り物
でした。
走りが~
操作感が~
最高速が~
とかそういうことを
無しにして
普段使いの足
として割り切るのであれば
これ以上ない選択では?
と正直感じました。
通勤・通学にも
ちょっとした買い物にも
これだけの快適性や
収納性があるので
最適です。
いざという時には
高速道路もバイパスも
走れますし
普段MTバイクに乗ってる人の
セカンドバイクとしても
最適だな、と感じました。
個人的にはもしこのクラスの
スクーターを買うなら
ちょっとPCXは売れすぎて
あっちこっちで走り過ぎ
てるので…
ちょっとオフロードっぽい
ADV150
か
デザイン重視で
ベスパの
プリマベーラ
とかにすると思いますw
でもほんとに特に
目立つ欠点を感じない
優等生なので
普段の足として
使い倒すには最適
だと思います。
さすがホンダだな
というところですね。
こりゃ売れるわな…
というのが素直な
感想ですね。
新型の
PCX160
はさらに改良も加えられ
良くなっているようなので
迷う必要はなさそうです。
思わず欲しくなっちゃいますwww
快適な代車生活を
過ごさせていただきました!
PCX
おすすめですよ!
ではでは。
読んでくださり
ありがとうございました。